純正ホックを流用してのホック修理
今回のLessonはTop-qualityコース以上の
コンサル生限定Lessonになります。
このホック修理法は
文字で伝えるのが難しいので
動画で解説します。
また、それでも分かりづらい場合は
対面講習の際にお伝えさせて頂きます。
では動画をご覧ください。
※ホックを取り付けた際、噛み合わせで締まり具合いが変わることがあるので、若干緩さを感じたらラジオペンチで写真のようにホックを挟んで少し回転させて下さい。

ホック修理に使う道具
ホック修理については
動画での解説になりますが
ホック修理に使う道具は
こちらで紹介します。

¥7630
壊れているホックを外す際に使います。

ホックを外すのに使います。
ホームセンターで購入できます。
サンローランのホックは
4φのサイズを使用します。
・ピンセット

ホックのバネを外したり
はめ込む時に使用します。

ホックを押さえたり
外したホックのハンシャを
取り出す際に使用します。
・マイクロニッパー

バネを取り出す際に使用します。

¥2,246
ハンシャを取り出す際に
革を温めて柔らかくする際に
使います。
ホックを外す際の熱を
逃すために使用します。


新しいホックからバネを
取り外してバネを移植するために使います。
ハンシャも使える場合は使います。
CHANELの場合は9mmのバネホック
サンローランは12mmのバネホックです。
・ハンシャ

バネホックの取り付けに使います。
ホックをかしめる際の当て板として
使用します。
2枚あると便利です。
ヤスリで角を丸く削った方が
革に傷を与える恐れがなくなります。
バネホックをかしめる際に
使用します。
こちらのリンクは9mmのコマ付きなので
加工が必要ですがCHANELのホックを
かしめる際に使えます

使うのは赤丸のついた駒。
別売りのこちらが必要になります。
続いてコマの加工について解説します。
【駒加工】
加工するのはこちら

まずはじめに、赤丸で囲った駒の縁をしっかりとホックを取り付けられる様、フラット(平)に削ります。

フラット(平)に削ったのが上記の写真になります。
続いて市販品とのホックのサイズ感について解説します。


市販品の方が厚みもあります。

止め金具の幅も若干違います。

加工なしの駒は当然ながらしっかりとハマります。

しかし、加工なしの駒では小さめに出来ているCHANELやヴィトンのホックには入りませんので駒自体を加工する必要があります。

CHANEL、ヴィトンのホック幅は9mmなのでホック金具幅に合わせて駒先端の両サイド削ります。削りすぎに注意し、様子を見ながら削っていきます。

市販品ホックの方が若干厚みがあるので、その分、ワッシャーを噛ませ先端から頭が出ないよう微調整します。

※駒をホックにはめ込み、駒を逆さまにしてホックが落ちない程度に削るのがポイントです。
以上がホック駒の加工手順になります。


